概して青い服

よく青い服を着ている人の日記です。

読書には向かない季節

最近、「体調不良であることの判断はどうしたらいいのだろう」と話したら、「朝起きて布団から起きたくないと思ったら体調不良だよ」と言われ、とてもではないが「毎朝布団からは起きたくない」なんて言えない空気になってしまった。世知辛い話だ。

さて、世の中の人間で布団から出たいなんて考える人がいるんだ……と思うくらい怠惰な私だが、それでも1月というのは比較的やる気がある。 それは多分、1年の始まりだからだ。 カレンダーや手帳が新しくなると、なんだか新しい自分に生まれ変わった気がして、今年こそあれをやるぞ!とかこれをやるぞ!というやる気に満ちあふれてくるわけだ。もちろん、私はこの体でそれなりに生きているのでそのやる気が3ヶ月持てばいい方だと知っている。いっそ3ヵ月ごとに新年を迎えてくれればずっとやる気に満ちていられるのかも知れないが、あいにく現実はそうもいかない。

そして、この新年ブーストとも呼ばれそうなやる気は当然読書にも向けられている。 私は今現在、1月中に5冊の本を読み終わり、2冊の本が読みかけになっている。特に読書を頑張るという目的はなく自然にこれだけ読めていると、うっかり新年ブーストのことを忘れて自分のキャパシティはこれくらいなのだな、と思ってしまう。去年もそうだった。

去年の同時期も、私はこれくらいのペースで読書をしていて、ふとあることを思いついた。

「フォロワーのおすすめ本、読んでみたいな……」

この思いつきで、私は本を紹介してくれそうなフォロワーに声をかけて毎月1冊ずつ本を紹介してくれるように頼んだ。この試みについてはまた別の記事で書こうと思っている。 結果だけ言えば、とてもよかった。 私は元々、自分の好みに寄らずいろいろなジャンルの小説を読みたいと思っているが、自分で選ぶとなるとやはり偏りが出てしまう。今回は「勧めてもらった本は選り好みせず、必ず読む」という条件(さすがに絶版本や高価な書籍は避けてもらった)をつけた。 強いて言えば「自分は好きだが癖があって他人には勧めにくい本」「おすすめではないかもしれないが読んでみて欲しい本」がいいと伝えたところ、全体的にめちゃくちゃ濃いタイトルが集まったのもよかった。

ここまでだとめちゃくちゃ充実した読書生活を送ったように見えるが、実際は月を追うごとに読書量は減っていき、秋から冬にかけてはだいぶぐだぐだになり、最終的には月間読書冊数が0冊になってしまうという体たらくだった。これに関しては協力してくれたフォロワーにも申し訳なく感じ、年末に謝罪のDMを送ることとなった(優しい人たちなので「気にしなくていいよ~」と言ってくれたが、そもそも年末にそんなDMが送られてくること自体なんだかなという話である)。

でも、人に本を勧めてもらうのは好きなので今年は夏休みの課題図書くらいの規模でまたお願いしようと思っている。

閑話休題。

しかし、実際新年ブーストだからといって読書が捗るなんていうことがあるのだろうか。いくら新年はなんとなくやる気が出る……とはいえ、それは単純すぎないだろうか。めちゃくちゃプラシーボ効果が出そうだ。

これは逆に、1月には読書が捗る他の原因があるのではないか?と仮説を立てた方がいいかもしれない。

仮説

1月は、寒い。寒いと外に出かけないし、ここ最近のコロナウイルスの流行も合わせると一日中部屋の中にいるなんてこともざらだ。 その上、私の部屋は構造上、PCデスクの周りがクソ寒い。そうなると自然、私はPCから離れ、布団か浴槽で過ごす時間が増える。布団か浴槽で過ごしながらできる趣味というのが読書だ。 春や夏になると暖かくなってきて必ずしも布団か浴槽で過ごす必要はなくなるにつれて、本を読まなくなるのかもしれない。

ただ、これに関してはまた寒くなってくる11月からの読書量が増えていないと成り立たず、少なくとも去年はこの通りにはなっていない。 とはいえ、去年に限って言えばファイナルファンタジー14 暁月のフィナーレの発売があったため、人生のリソースのほとんどがそちらに裂かれてしまったという背景がある。

仮説を検証するには今年の冬まで待つ必要がありそうだ。そんな検証する前に、冬でも暖かい部屋に住みたいものである。

この記事は日記なので特にオチはない。 読書の話をしたので、今年の読書の方針を書いておくと、今年は新しい物に触れることよりも、今までに好きだと感じた作品の再読や、積み本の消化に宛てようと思っている。積み本なんてKindleだけで100冊を越え、物理本も同じく100冊を越えているため、本当にどうするんだこれは……という話だ。本当にどうするんだ?

再読本については、色々読みたいものもあるけれど、やはり一番読みたいのは『ブギーポップは笑わない』だ。 この一年で上遠野サーガの物語を出版順に追いかけていきたいと思う。あわせて、全体的にオチが弱いの方も更新していきたい。

最後になりましたが、今年もよろしくお願いします!!!